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バンダイナムコ、「テイルズ オブ フェスティバル 2013」を開催!

今年で2回目となる横浜アリーナでの2日間をレポート!

6月1日、2日 開催

会場:横浜アリーナ(神奈川県横浜市)

チケット:S席8,800円、A席6,800円、プレミアムシート【お土産付き前方座席】:12,800円(全席指定)

横浜アリーナでの開催は今年で2回目
今年はセンターステージが設けられ、全方位からステージが堪能できるように

 バンダイナムコゲームスは、6月1日、2日の2日間、「テイルズ オブ」シリーズの祭典「テイルズ オブ フェスティバル 2013」(TOF2013)を横浜アリーナにて開催した。

 「TOF」はシリーズに登場するキャラクターを担当する声優陣とテーマソングを歌うアーティストが参加し、シリーズ間の枠を超えたオリジナルスキット、トークコーナーやライブなどが楽しめるファン必見のイベント。横浜アリーナでの開催は今年で2回目となる。

 司会は「TOF」に欠かせない小野坂昌也さん(ゼロス・ワイルダー役/TOS)と河原木志穂さん(シェリア・バーンズ役/TOG)さん。

 6月1日の出演キャストは、緑川光さん(リオン・マグナス役/TOD)、小西克幸さん(ロイド・アーヴィング役/TOS)、岡村明美さん(藤林しいな役/TOS)、下野紘さん(エミル・キャスタニエ役/TOS-ラタトスクの騎士-)、鳥海浩輔さん(ユーリ・ローウェル役/TOV)、代永翼さん(ジュード・マティス役/TOX2)、置鮎龍太郎さん(ガイアス役/TOX2)、岩男潤子さん(ミント・アドネード役/TOP)、早見沙織さん(レイア・ロランド役/TOX2)、宮野真守さん(フレン・シーフォ役/TOV)さん。

 6月2日の出演キャストは、小西克幸さん(ロイド・アーヴィング役/TOS)、鈴木千尋さん(ルーク・フォン・ファブレ役/TOA)、鳥海浩輔さん(ユーリ・ローウェル役/TOV)、井上麻里奈さん(コハク・ハーツ役/TOH)、松風雅也さん(ヒスイ・ハーツ役/TOH)、櫻井孝宏さん(アスベル・ラント役/TOG)、近藤隆さん(ルドガー・ウィル・クルスニク役/TOX2)、伊瀬茉莉也さん(エル・メル・マータ役/TOX2)、沢城みゆきさん(ミラ=マクスウェル役/TOX2)、水島大宙さん(ヒューバート・オズウェル役/TOG)。

 先日お伝えしたとおり、「シンフォニア」と「ラタトスクの騎士」を1本で楽しめるPS3「テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック」の発売も発表された本イベント。早速、レポートしていきたい。

 ※「TOP」はテイルズ オブ ファンタジア、「TOD」はテイルズ オブ ディスティニー、「TOE」はテイルズ オブ エターニア、「TOS」はテイルズ オブ シンフォニア、「TOA」はテイルズ オブ ジ アビス、「TOH」はテイルズ オブ ハーツ、「TOV」はテイルズ オブ ヴェスペリア、「TOG」はテイルズ オブ グレイセス、「TOX」はテイルズ オブ エクシリアを指します。

開場前から利用できた物販コーナーには長い行列が。この写真に写っているのは行列のほんの一部であり、その奥にも行列が続いている
物販コーナーでは、うちわやTシャツなど多彩なグッズを販売。缶バッジコレクションやタオルなどの人気商品はすぐに売り切れに
会場内にはフィギュアやキャラクターの立て看板などが陳列され、多くのファンが写真を撮っていた

「TOF」でしか味わえないオリジナルの物語が楽しめる「スペシャルスキット」コーナー

 スペシャルスキットのコーナーでは、例年通り、タイトルの枠を越えたオリジナルの物語で来場者を楽しませてくれた。1日目は「テイルズ オブ パーティ~祝宴は誰のために~」、2日目は「第1回 テイルズ オブ 大運動会 ~フィールドより愛をこめて~」。大まかなあらすじなどをご紹介する。

○「テイルズ オブ パーティ~祝宴は誰のために~」

 物語はリオンとユーリのバトルから始まる。2人は蒼破刃、魔神剣などの奥義の応酬の果てに、互いに秘奥義を繰り出し、舞台は暗転。翌日、リオンとユーリが新聞の一面を飾ったことから、ミント、シェリア、レイアが2人が人気投票で上位に入賞したことを記念してお祝いをしようという話に。しかし、それを盗み聞きしていたロイドとゼロスの2人が勘違いをしたところから、あらぬ方向へと話が進んでいく。

リオンとユーリのバトル。秘奥義を繰り出した後、暗転。突然始まり、突然終わったため、会場からは何が起こっているのかと困惑の声が上がる。しかし、このバトルにどういう意味があるのかは後ほど明らかになる
本イベントでは、キャストが来場者のすぐ横を通って登場する場面が数多くあった
ゼロスの妄想シーンで演じられた、ゼロス「ユーリさーん、ご趣味はなんですか~?」といった2人の女性役に会場は大爆笑。この場面では、「コレットは俺が守る!」とアスベルの決めセリフを放つロイドの姿も
置鮎さんのディムロスとガイアスの1人2役は見所の1つとなった。ディムロスの時には剣の被り物を、ガイアスの時には「ガ」と1文字かかれたものを着けていた
キャスト全員が一同に集結。全方位に開けた舞台を活かしたステージが楽しめた

○「第1回 テイルズ オブ 大運動会 ~フィールドより愛をこめて~」

 ユーリとミラは、「テイルズ オブ」シリーズのキャラクター達の絆を試す「第1回大運動会」の開会を宣言。参加チームは「コハク&ヒスイ」、「アスベル&シェリア」、「ロイド&ゼロス」、「ルドガー&エル」。

 アスベルによる開会宣言が始まるが、その最中ルークが乱入。仕方なく、TOAチームはルーク1人での参加が特別に許可される。優勝の栄冠はどのチームに輝くのか?

絆を試す、大運動会。TOSチームだけが、男性2名のペアになっていることに、ゼロスが「なんで俺のとこだけ男女のペアじゃないんだ」と愚痴をこぼす場面も
チームで参加しなければならないのにも関わらず1人で現れたルークに対し、エルは「ねぇねぇ1人なの?」などと突っ込んでしまい、ルークの怒りを買う場面では、スクリーンに「A:エルに危害を加えるなら、誰であっても許さない」、「B:俺は何があっても、得るを守る!」、「C:俺は悪くねぇ!」の選択肢が。ここではAが選ばれ、ゲームの設定を活かし、基本的に喋ることのないルドガーだったが、選択肢Aのセリフを喋る。予想外の選択肢の登場に会場は大いに沸いていた
ワルターに対し、ルドガーは作戦を提案。しかし、基本的にルドガーは喋ることはないため、エルがルドガーの作戦を皆に伝える
リレーのシーンから。2日目のスペシャルスキットでは、ステージだけでなく、会場いっぱいを使うことが多かった。ファンには嬉しいところだろう

1日目にはコスプレが話題の中心となった(?)「スペシャルトークショー」

 スペシャルスキットの後には出演キャスト全員によるスペシャルトークショーが行なわれた。

 出演者のコスプレ率が高かった1日目。コスプレしていたのは、小野坂さん、河原木さん、小西さん、代永さん、置鮎さん、岩男さんの6名。実に出演者の半分がコスプレしていたことになる。

 そのコスプレ率の高さから、緑川さんや鳥海さんにも来年からはコスプレをしないかと投げかける小野坂さん。緑川さんは「最悪ジューダスの仮面とマントくらいなら」とコメントしたが、鳥海さんは「いや、私、負けないですよ。コスプレをしないことを貫きとおしますよ」と宣言するなど、話題の中心はやはりコスプレに。中でも岩男さんのミントの衣装がファンからの贈り物だったことには驚かされた。その完成度の高さに衣装の一部が壊れている小野坂さん、小西さんからは、その人に衣装を作り直して欲しいとの声も。

 2日目には、伊瀬さんからエルはルドガーといつも一緒にいて、喋らないルドガー(TOX2の1週目のプレイでは戦闘シーン以外でルドガーがボイス付きで喋るシーンがほとんどない)の代わりに代弁しており、そのせいでセリフが多かったこと、水島さんはTOFへの出演を切望しており、櫻井さんにまで出演したいと言っていたといったエピソードを聞くことができた。

投稿企画を実際にステージ上で行なう「ビバ☆マガ募集企画コーナー あなたが考えるTOF2013ステージ企画」

 ファン考案の企画を行なう「ビバ☆マガ募集企画コーナー あなたが考えるTOF2013ステージ企画」コーナー。

 1日目は「スペシャルスキット」では結局行なわれなかった「リオン&ユーリ 殿堂入りパーティー」の企画を採用。ステージには、リオンとユーリの顔が描かれた巨大なフルーツケーキが登場し、緑川さんと鳥海さんの2人でケーキカットが行なわれ、互いにケーキを食べさせ合うことに。その後、キャストみんなでケーキを食べて、盛大に殿堂入りを祝った。

自由すぎる男性キャストに小野坂さんが蹴りを放つなんて場面も

 また、これまでに実施された第1回から第6回までの人気投票ランキングの上位入賞者も改めて紹介された。リオンは1位が2回、2位が4回と全てのランキングで2位以内に入賞。ユーリは2008年に実施された第4回から第6回まで3連続で1位。第5回では、理想の兄弟、夢のコンビ部門でも1位を獲得している。

 どこが人気だったのかを聞かれ、緑川さんは不幸体質な点、初回登場時にその後リオンがどうなるのか謎めいていたこと、いのまたむつみさんのイラストの魅力があったからなどを、鳥海さんは王道の主人公が多い中、ダークな一面がありつつ、自分よりも周りの成長を促すところが新鮮だったことなどを理由として挙げた。

 続いて2人はそれぞれのキャラクターの名セリフを披露してもらうコーナーに。緑川さんは「僕はお前のように図々しくて、能天気で馴れ馴れしいやつが大好きだ!後は任せた。」と「大嫌いだ」の部分を「大好きだ」にアレンジしたバージョンを、鳥海さんは宮野さんと一緒に、ユーリ「わかってるさ。わかったうえで選んだ。人殺しは罪だ。」、フレン「わかっていながら君は手を汚す道を選ぶのか?」、ユーリ「選ぶんじゃねぇ、もう選んだんだよ!」と、ユーリとフレンのかけあいを披露してくれた。

リオンとユーリからの手紙も読まれた

 2日目は、1日目と同様に採用されなかった企画が紹介されていったのだが、不採用の企画にもたっぷり時間を使い、その内容もかなりフリーダム。

 シリーズを枠を越えた合体秘奥義を考える企画では、ユーリ&ヒューバートだと某アニメのように三刀流になる、エル&ミラ&コハクだと、蹴り・剣・猫で剣を持った猫を蹴り飛ばすなど、とんでもないアイディアが。

 最も会場が盛り上がったのは櫻井さんらによるミュージカルだろう。アスベルがシェリアを守る内容で、アスベル「俺はアスベル・ラント~。テイルズ オブ グレイセスの主人公さ~。守りた~い~、全てを守りた~い~。シェリアを守りた~い~」と始まり、河原木さんや水島さんまでも巻き込む展開に。

 他に即興ショートコントなどもあり、会場はかなり盛り上がっていたが、時間が足りなくなり、ようやく本採用企画「テイルズ オブ キャラクター ボイスチャレンジ」がスタート。これは名セリフを別のキャストが読むいう企画。ルークのセリフを水島さんが、エルのセリフを井上さんが、ケルベロスのセリフを松風さんが担当。中でも井上さんのエルのセリフのクオリティが高く、出演者や会場から感嘆の声が上がっていた。もちろん、本人による実演も行なわれた。

水島さんのTシャツには鳥海さんが描いたヒューバートの絵が

(木原卓)